特別職用車(スヤ1)製作記 (5)

 車体の外側の仕上げがほぼ完了したところで、少し内装にも手を入れていきます。

スヤ1製作記 (1)、 (2)(3)(4)、(5)


室内灯

 内装を入れるにあたり、まずは室内灯も電気二重層コンデンサを用いた常点灯回路で組み込みます。

 今回、室内灯にはこのような点灯回路を使用しました。

 今まで使用していた常点灯回路との違いとしては、三端子レギュレータの出力側に整流用ダイオードを入れ、三端子レギュレータへの電流の逆流を抑えています。

 また三端子レギュレータの動作の安定のためには入れた方が良いとの記事を見て、その入力側にもコンデンサを入れています。

 実際に作った、上の回路からLEDを除いた部分はこのようなものになります。

 大きな黒い円板が1Fの電気二重層コンデンサで、市販の基板になるべくコンパクトになるようにまとめています。

 LEDとしては、Φ3mmの砲弾型の白色LEDを使用し、電球色とするためにクリアオレンジに塗っています。

 導光にΦ3mmのプラ丸棒を使用して点灯してみたところ、写真のように途中の部分は白っぽい蛍光灯のような色になってしまいました。

 そこで導光用の丸棒もクリアオレンジを塗ったところ、何とか電球色っぽい色にできそうです。

 作製した基板は、貫通路側の窓のない部分に写真のように押し込んでいます。

 また下回りと上回りはICコネクタで接続し、切り離しが容易にできるようにしています。

 とりあえずこの状態で、天プラのスハ32と並べて点灯してみました。

 写真のようにどちらも同じような色合いで点灯させることができました。

 もともとスハ32の明かりはかなり暗いので、スヤの方も暗いのですが、戦後直後なら少々くらい目の方が良いだろうということで、これでいくことにします。

室内

 内装を付けるにあたり、まず展望室の壁を少し体裁良くするため、写真のように薄ピンクのカラーコピー紙から切り出し、車内の内張の上から貼り付けます。

 続いて、個室部分の仕切りです。

 車体用方眼紙から、檜棒の補強を避けるように写真のように切りだし、扉に相当する部分をウッドブラウンで筆塗りしました。

 扉以外の壁は、薄ピンクのカラーコピー紙を貼り付け仕切りは完成とします。

 一番左上のものは、展望・会議室と個室の間の仕切りで、壁に凹みがあり、磨りガラスの入った扉が左右についていたので、そのように簡単に表現してみました。

 室内灯を設置した車体に、作った仕切りをゴム系接着剤を使って直接固定しました。

 本当は、各個室に椅子などがあるのですが、個室内部についてはよくわからず、また窓から見てもさほど目立たないようなので、省略することにします。

 これは廊下側から見たところで、廊下の壁を少し明るめの色にしたので、扉部との違いがよくわかります。

 続いて展望・会議室の床を作りました。

 0.5tの車体方眼紙を使用し、室内灯の配線を隠すために、写真のように簡単なスペーサをかませて高床としています。

 長方形の穴は、台車を止めるセンターピンと配線を出すラグ板をよけるための穴です。

 上側は室内と同じカラーコピー紙を貼り付けています。

 あとは展望・会議室の椅子やテーブルを作って設置すれば完成です。

 展望室の椅子、机などを作ります。

 椅子は車体方眼紙から、写真のように切り出しました。

 これを写真のように曲げて椅子の形を作り、曲げたところは瞬間接着剤をしみ込ませて固めました。

 これを写真のように、濃い緑と茶色に塗って会議用の椅子の完成です。

 また背もたれの上の部分は、はさみで緩いRがつくように形を整えています。

 展望会議室の机も、車体方眼紙から簡単に作ります。

 写真左が会議用の机で、真ん中は展望室中央の窓際、右は側面の壁際につくテーブルになります。

 それぞれ0.4tの紙を天板として、紙の帯材で下の支えを作って木工ボンドで貼り付け、瞬間接着剤をしみ込ませて強度を持たせています。

 この写真では会議用机にまだ足がついていませんが、それも紙帯をL型に曲げたものを取り付けます。

 最終的にできあがった机は、写真のように茶色に塗って完成です。

 展望室のソファは、以前展望車を作った際の使用したものと同様のものを流用し、白く塗って使用します。

 これら作った椅子と会議用机は、展望室の床に直接ゴム系接着剤で固定しました。

 椅子の配置などは、数少ない実車の写真を参考にしています。

 側壁に付けるテーブルもゴム系接着剤で付けました。

 出来た室内を室内灯の明かりで眺めてみます。

 展望室の窓際と側面に付けたテーブルの様子も見ていただけるかと思います。

 内装も出来、完成とした車体の両サイドの写真です。

 この角度では、展望・会議室はソファの背もたれしか見えませんが、個室の壁と扉の様子は見えています。

 室内灯を点けたところです。

 ちょっと明かるさにムラが出ていますが、奥につないだ天プラのスハ32と比べても光量などは同程度で、まずまずではないかと思っています。

 これでこの特別職用車スヤ1タイプも完成です。

完成


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