The making of my special Koto-harp guitar build by
Benoit Meulle-Stef.
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2009年10月30日から開催された「ハープギター・ギャザリング7」で出会ったベルギーのルシアーBenoit Meulle-Stefさんと、
伝説的なギタリスト David Evans さんの2人が僕にメールをくれて「君のためにギターを作ってみたいんだけど」って言ってくれた、
最初は「俺、お金ないし、とんでもないです」とか言ってたけど「材料費だけでいいよ」なんて言ってくれるもんだから、ついついその気に
なっちゃって「願ってもない話、是非宜しく」と言ってしまった、全てはこの一枚のラフ過ぎるスケッチから始まった(笑)。ファイルの登録は2009年11月11日




それに対する彼の返答は、これだった。 pdf ではなくまだ方眼紙なのが心意気!このあとも何枚ものスケッチを書き直し、だんだんお互いの
意思がよく通うようになってきました、2009年11月25日。



ネックの形は三角ネックがいいとか、彼の制作した他のギターのヘッドデザインが個性的で大好きだとか、琴の部分があるのに
スーパー・トレブルの11本の絃は本当に必要なのか?とか、ハーフ・アップ・チューナーを付けてくれだとか、いろんな要望、
下手な英語で書いたけど、絵も書いて送ったのでなんとか理解してもらえて、2010年12月9日




pdf を導入した彼は、モダンなデザインをいくつも考えてくれて、その内の一つがこれまるでゴジラと戦うあの怪獣みたいなので、
キングギドラと呼んでいます、そしてさらなる進化を遂げ、ファイナル・デザインがこのあと届きました、いよいよ次からは実際の制作過程です
2013年3月2日





ベルギー、ブリュッセル在住、ルシアーのBenoit Meulle-Stef(心通う友達)、ジョークが好きでいつも人を楽しませている、その一方シャイな
心で会話する深い一面もあり、さすが芸術家。 彼の伝統を踏まえた革新的な仕事は、古くても新しくても良い音楽を作るために必要な要素を取り入れ、
自分の身を削るように打ち込んでいる姿勢に感動を覚えます。



  

2014年1月30日
カナダ産の「ベア・クロウ・スプルース」(熊がその手で引っ掻いたような模様がある杉板)に、惜しげもなく線を引き、溝を掘る。
始まりました、世界でまれに見るスーパー・ハープ・ギター、とてつもない戦いになりそうだ!




   

2014年2月1日
細かいパーツを組み合わせたサウンドホール・インレイ。藍、赤、青、緑、銀、、、ここに宇宙がある。


    
2014年2月11日
新幹線のように先端が削りこまれた10本、Xの字のごとくクロスするカーボン入りのプレイシング、音響を考慮した彼ならではのこだわり。
左の写真に僕の2ndアルバム「手弱女や風花ゆらり舞いかがり」をしっかりと置いてくれている、彼ならではの心遣い。


   
2014年2月22日
左はアームレストのための白樺材の合板、右はスーパートレブルのための合板補強。



2014年6月12日
よく見ると下の側板、終端が反り返っていますよね、この独特なフォルムを実現するために専用治具が存在するんです。
彼の製作にかける意気込みと誠実さが伺えます。



2014年6月14日
裏板の豊かな木目がほっこり、弾く人の気持ちをずっと癒してくれている気がします。それでいて製作者の理想の音響に対する裏付けがあるんでしょうね。


 
2014年6月19日
不思議な楕円の周りの積層合板、この真下、トップにスーパートレブルが11本張られるので板の歪みを防止する為にこの補強が必要なんですね。
見えなくなるところにも丁寧な仕事。


 
2014年6月19日
トップに側板を接着しています、隙間なくクランプが並び、壮観です。